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Friday, April 30, 2021

広瀬すず&櫻井翔、互いの“完璧ぶり”を称賛「何でもできちゃう人」 - ORICON NEWS

 女優の広瀬すず櫻井翔が主演する日本テレビ系連続ドラマ『ネメシス』(毎週日曜 後10:30)。第4話(2日放送)を前に、現在、後半戦にさしかかった撮影現場からレポートと出演者のコメントが到着した。これで3度目の共演にして“バディ”を演じる広瀬と櫻井。別々に話を聞いたにも関わらず、お互いを「何でもできちゃう人」と評し、その“完璧ぶり”を称賛している。

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 今作は広瀬演じる天才助手・美神アンナと櫻井演じるポンコツ探偵・風真尚希の凸凹バディが、探偵事務所ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決していくミステリー。「私ちょっと入ります」の一言で軽やかに事件解決へと導く。生まれもった天才的なヒラメキで事件の真相を確実に突き止めるアンナだが、表向きにドヤ顔で事件を解決しているのはあくまでも風真。2人が絶妙な連携プレイで事件を解決に導く。

 アンナと風真、そんな2人をしょっちゅう「バカタレ!」と叱りながらも、なんだかんだとあたたかく見守るネメシスの社長・栗田一秋(江口洋介)。3人の息の合った軽妙なやり取りも本作の見どころのひとつ。櫻井は「家でどんなに準備していったところで、それに勝るものが現場にはあるから毎日が本当に楽しいです。ドラマの撮影がない日にCMの撮影をしたんですが、風真が抜けなくて。CMスタッフに『ちょっと動きが大きくて…いつもの櫻井さんでお願いします』と言われてしまいました(笑)」とすっかり没入しているそう。

 撮影合間も3人が揃うと自然と談笑が始まり現場は終始和やかムード。広瀬は「特に何も打ち合わせをしないままクランクインしたんですが、初日から3人のバランスがすごく良くて。なんでこんなに(バランスが)いいんだろう?って思うくらいでしたが、アンナは自由なキャラなので、あえてかみ合わない感じでもいいのかなと思っています」、江口は「ネメシスの3人は仕事仲間だけど、どこか家族のようなところもあって、カテゴリーにはまっていない付き合い方をしていると思う。3人はもちろん出てくる全員のキャラクターが濃いのも面白いですね。栗田は型にはまらない男ということは意識してやらせてもらっています」とチームワークの良さをそれぞれに感じている。

 今回が3度目の共演となる櫻井に、広瀬は「櫻井さんと私の距離感が風真とアンナに近い気がして、私は勝手にすごくやりやすいなと思っています。本当に何でもできちゃう方なので、いつもかっこいいなと思って見させてもらってます」といい、櫻井も「すずちゃんに関しては共演する度に毎回さすがだなと思う。本当に何でもできちゃう人なんだなと思います。運動神経がいいからアクションもすごいし、ラップも上手だったな」と絶賛。別々に話を聞いたにも関わらず、お互いを「何でもできちゃう人」と評する。リアルな年齢差では、兄妹でもなくもちろん親子でもない。凸凹コンビを無理なく成立させる、互いへの信頼がそこにあった。

 また、毎回、1話完結の痛快な謎解き劇の裏で、20年前のある事件や、アンナの父=始(仲村トオル)の失踪の謎などが、1話からのすべての事件にリンクしていくというストーリーテリングがこのドラマの大きな特徴でもある。本編の合間合間に差し込まれる意味深な回想シーンが、5話以降で一層その輪郭を色濃くしていく。最終地点を見据えたキャスト陣の想いとは――。

 用意された最終地点に向け、広瀬は「アンナは(最後のサプライズ的な展開に向けた)お芝居の逆算はあえてしなくていいかなと思っています。何も知らないまま日本に来て、お父さんを探しているというその想いだけでいいのかなと。アンナの人間臭さみたいなものをどこまで出そうかなっていうのは、ちょっと難しいなと思っていますけど。ただ後半…8話以降の準備稿とかを読むと風真さんや栗田さんは大変そうだなって思いました。櫻井さんはとにかくせりふ量が多くて、特に後半は(回想シーンが入らない)現在のシーンがほぼ一連でずっと繋がっている感じになるので、私だったらこんなにたくさんの説明ゼリフを覚えられない!って思います。櫻井さんに思わず『がんばってください!』って言っちゃいました(笑)」と笑う。

 そんな櫻井も「前半は本当にノビノビ&ワイワイやっているテンションなんですが、8話くらいから全体のトーンが変わっていくんですよね。『うわ!芝居だ!』って……いや、これまでももちろん芝居なんだけど(笑)、バチバチのお芝居が始まるなという予感があります。自分のことはあまり分かっていないけど、すずちゃんと江口さんがどんな風に演じてくるんだろう?っていうのがすごく楽しみ。あとは5話の最後も好きで『お!ついに始まるな!』っていう緊張感にワクワクしました」と語るように、来週もラストまで見逃せない展開に。

 江口は「アンナの父親を探しながら事件を解決していくというのがベースにあるので、風真と2人のシーンは少しシリアスモードになりますね。誰にも言えない栗田の秘密部屋もあって、あの部屋に入ると分かりやすくシリアスモードに入れる気がします。栗田が“ネメシス”という名前を事務所につけた想い、探偵歴30年の想いを想像しながらそこは演じています。このドラマって根っからの悪人は出てこない気がするんだけど、最後にこれまでの伏線が重なってきた時に見えてくるものは、かなり考えさせられるものがあると思う。コメディだと思って見ていたら、最終的に実はすごいところに着地したみたいなことになるんじゃないかというのが僕も楽しみです」と期待を寄せている。

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