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Monday, October 4, 2021

10月5日 レモンの日(ブルーバックス編集部) - 現代ビジネス

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

今日10月5日は「レモンの日」です。この日が「レモンの日」と呼ばれるのは、ある有名な文学作品のモチーフとなった悲しい逸話に由来しています。

レモンといえば我々にとっても非常に身近な果物で、香りづけからデザートまで幅広く用いられています。

レモンはミカン科の高木で、その原産地はインドと言われています。これが12世紀の十字軍遠征によってヨーロッパへと持ち込まれ、その使い勝手の良さによってどんどんと広まっていきました。

photo by iStock

また、レモンといえばビタミンCが多く含まれている代表的な食品であり、現代でもビタミンCがどれくらい含有されているかという指標として「レモン〇〇個分」という謳い文句が広く膾炙しています。

18世紀末のイギリスでは医師であったジェームズ・リンドが「壊血病」というビタミンCの不足によって引き起こされる病気の患者に対して様々な食品を食べさせる実験を行なったところ、柑橘類を与えた患者が早く回復することを発見、その後大量のレモンジュースがイギリス海軍に導入されるきっかけを作りました。これによってイギリス海軍の壊血病症例数は1500件以上から数件にまで減少したそうです。

このように我々の食を彩るだけでなく、特定の病気を防ぐ効果もあるレモンはとても多くの文学作品のモチーフにもなっており、有名どころでは梶井基次郎(かじい・もとじろう)の『檸檬』などが挙げられます。

そんなレモンをモチーフとした文学作品の中に、10月5日の「レモンの日」の由来となったものが存在します。それが高村光太郎の詩『レモン哀歌』です。

これは詩集『智恵子抄』に収録された詩の一つで、このタイトルにある「智恵子」というのは高村光太郎の妻である高村智恵子のことをさしています。

智恵子は生来病弱で、光太郎との結婚後も療養を繰り返すも光太郎を残し肺結核で亡くなってしまいました。そして彼女の死後に出版されたのがこの『智恵子抄』で、特に『レモン哀歌』は直接的に智恵子の詩を悼んだ歌であることで知られます。

そして、智恵子の死は10月5日であったことから、毎年10月5日が「レモンの日」と呼ばれるようになったのです。

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