2021年12月1日 午前11時00分
福井県高浜町内浦地区の五色山公園(同町山中)で栽培されている「うちうらレモン」が、今季の出荷を迎えている。畑には鮮やかな黄色のレモンが一面に実り、枝がたわむほど鈴なりとなっている。直径は10センチ前後あり、生産者は「一粒当たりのサイズは、これまでで一番大きい」と喜ぶ。12月いっぱい収穫を続ける。
町と同公園を管理する広瀬山自然公園管理組合が特産化を図ろうと、2016年から無農薬で試験栽培している。約1500平方メートルの畑にはマイヤー、リスボン、ビアブランカの3品種約200本が植えられており、このうちマイヤーが11月下旬に収穫期を迎えた。酸っぱさが控えめでほのかな甘みがあるのが特徴。
26日の初収穫では、内藤達雄組合長ら2人が「これは大きい」「ようけなっとる」と喜びながら、朝方の雨でぬれ日差しにきらめく実を一つ一つはさみで切り落としていった。
昨冬の雪で枝が折れてしまう被害があったが、「昨年からまきはじめた竹チップの肥料が効いているのか、今年はひときわ大きい」という。ほかの2種は12月中旬から収穫し、合わせて昨年並みの5千個程度の収穫を見込んでいる。
⇒高浜町のシーフードマーケット「UMIKARA(うみから)」オープン
内藤組合長は「天ぷらやサラダ、カツオのたたきに合うし、レモン鍋にもってこい」とお薦めする。同町宮崎の直売所「高浜市場きなーれ」に出荷されるほか、同町塩土のシーフードマーケット「UMIKARA(うみから)」の食堂メニューにも使われる。年明けにはさらにマイヤー200本を植樹し、収量拡大を目指す。
大粒のレモンたわわ、直径10センチ過去最大 無農薬栽培、福井県高浜町で出荷始まる - 福井新聞
Read More
No comments:
Post a Comment