島田市の中山間地域の伊久美地区で、昨年十二月からクラフトビール製造に取り組む合同会社「ビアホップおおいがわ」が、同社として初の商品となるアルコール飲料を完成させた。醸造長の渡辺威夫(たけお)さん(30)は「伊久美地区でしかできないビール造りに挑みたい」と意気込む。 (大橋貴史)
初商品は、有機栽培の緑茶をブレンドしたビールと、海外で人気を集める炭酸入りの低アルコール飲料「ハードセルツァー」にレモンをブレンドした二種類。使った緑茶とレモンは伊久美地区の名産品だ。
醸造の最終段階でアルコールに緑茶などを浸してブレンドするため、原料に近い色合いや香り、風味を楽しめる。泡は立たないため、ジョッキよりもグラスでおしゃれに飲むのが、正しい飲み方だという。
渡辺さんは、同地区で地域おこし協力隊としても活動。今回原料を提供する茶農家の大橋勝典さん(59)や、レモンを栽培している森田よし枝さん(63)とは活動を通じて関係を築いてきたこともあり、円滑に話が進んだ。森田さんは「使い切れず余らせることの方が多かったので、使い道ができてありがたい」と話す。
同社の販売所193バレーブリューイング(同市伊久美)...
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