掛川西高校の食物研究部は、地元掛川市のスーパーマーケットや浜松市の老舗和菓子屋と共同で、掛川産レモンを使った「掛川檸檬饅頭(れもんまんじゅう)」を開発した。商品は二十八日の同校文化祭でお披露目され、訪れた保護者や生徒らが次々と買い求めていた。今後、新たな土産品として継続的に掛川市内の各所で販売していく。 (中野吉洋)
食物研究部とスーパーサンゼン、菓匠ふる里が一年間、月一回の会議を重ねて完成させた。食べやすい一口サイズで、レモンの果汁と皮を入れた白こしあんは、甘すぎず後味が爽やか。饅頭の皮部分にも細かく砕いたレモンの皮を混ぜ込み、絶妙な食感が楽しめる。
掛川産レモンのブランド化を目指し、市内栽培の先駆けとなっている松下組の環境に配慮したレモンを使用した。部員は収穫作業で交流し、酸味や甘味を確認した上で、商品化のアイデアを積極的に出し合った。
鈴木結耶(ゆや)部長(三年)は「個性あるアイデアをまとめる苦労はあったが、酸っぱいイメージのレモンに、程よい苦味も加え、作りたいものが作れた」と充実感をにじませた。
食物研究部は四年前からスーパーサンゼンとタッグを組み、地元食材を活用してきた。全国規模の「お弁当・お惣菜(そうざい)大賞」の丼部門では三年連続入賞し、二〇二〇、二一年は優勝している。今回は菓匠ふる里も加わり、プロの技術力と若い感性を融合させた。五個入り六百四十六円で販売予定。
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