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Sunday, December 10, 2023

レモンを置いたのは誰? 小説「檸檬」書店 あふれる愛 - 毎日新聞

丸善京都本店の「檸檬」コーナー=京都市内で2023年11月28日、山本直撮影
丸善京都本店の「檸檬」コーナー=京都市内で2023年11月28日、山本直撮影

 2024年に執筆から100年を迎える梶井基次郎の「檸檬(れもん)」は繊細な感情を表現し、若い人を中心に多くの人に読み継がれている。物語に登場する京都のスポットを記者が巡った。

 「あ、これは本物ですね」

 京都市中京区の河原町通沿いに建つファッションビル地下の丸善京都本店。橋本雄史店長が梶井基次郎の写真の前に置かれたレモンをつまみ上げてつぶやいた。梶井の「檸檬」の現場といえば「爆弾」を仕掛けられた丸善である。

 この作品は三高(現在の京都大)時代、肺の病と借金に苦しんだ梶井の私小説だ。えたいのしれない不吉な塊に抑圧された「私」は寺町二条の八百屋でレモンを買って少し幸せな気分になる。そして近ごろ気詰まりに感じていた丸善へ行き、洋書の画集などを取り出して、その上にレモンを置く。やがて黄金色の爆弾は大爆発し、気詰まりな丸善は木っ端みじん――。そんな愉快な想像に胸を躍らせ、私は店を後にする。

 文庫本で10ページ足らず、ネタバレご免の短編だ。梶井は1932年に31歳で早世しており、著作権も既に消滅している。それでも丸善では今も売れ続けている。

 「年間1000冊とまではいきませんが、数百冊は出ていると思います。この店では永遠のベストセラーです」と橋本店長。ジュンク堂書店と合併した後も丸善…

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