
宮城奈々
朝日新聞広島版の連載「SO☆SPOON」でおなじみの料理研究家、黒田千晴さん(65)が監修した調味料「米麴(こめこうじ)入り塩レモン」が6月に発売された。塩分10%と控えめながら、塩やみその代わりとしてしっかりと味付けでき、さまざまなアレンジで楽しめる。
「塩レモン」は、レモンと塩を混ぜ合わせて発酵させたモロッコの伝統的な調味料。これまで黒田さんが3~4カ月ほどかけて手作りしていたものを、東洋サプリ(広島市西区)の「超高圧製法」の技術により短期間で熟成させ、商品化した。新たに米麴を加えることで、うまみとコクも引き出している。
原料はレモン、米麴、食塩で、添加物や保存料は使用していない。レモンは尾道市瀬戸田町など県内で栽培されたもののうち、形が不ぞろいだったり、傷がついたりしたものを買い取って使用した。黒田さんは「農家にとって買い手がつきにくいものが生まれ変わっていて、まさにSDGs」と話す。
黒田さんによると、白身魚や鶏肉の煮込みのほか、刺し身やフライ、天ぷらに直接かけるのもおすすめだという。焼酎やハイボールに入れれば、甘さ控えめのさわやかな味わいを楽しめる。黒田さんは「いろいろな料理に使える調味料。夏には食欲をそそります」と話している。
「米麴入り塩レモン」は200グラム入りで税込み2160円。黒田さんの家庭料理の店「AGRI」(広島市中区)の店頭やオンラインショップで購入できる。問い合わせは東洋サプリ(0120・108・547)へ。(宮城奈々)
料理いろいろ SDGsな「塩レモン」 - 朝日新聞デジタル
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