OTEKOMACHIが、国際NGO「プラン・インターナショナル」や企業などと協力して、途上国の女の子たちを支援する「#サポチョコ」キャンペーンが今年も行われています。初回から参加している松屋銀座(東京都中央区)は、こだわりのつまったオリジナルスイーツを企画。瀬戸内・広島の女性生産者が心を込めて作ったお酒とレモンを、精鋭のショコラティエとパティシエがチョコレートに仕上げました。
こだわりの食材を限定チョコに
瀬戸内海の離島「大崎上島」で、レモンの有機栽培に挑戦している藤中夏実さん。2020年有機JASの認証を取得し、生産から販売まで一貫して行っているそうです。土作りにこだわり、堆肥や木質のチップなど自然に循環できる資材を駆使しています。化学農薬や化学肥料を使用せず栽培されたレモンは、皮まで丸ごと食べられます。
女性杜氏の今田美穂さんは、「広島杜氏」の伝統を継ぐ安芸津町の地(東広島市)から、国内外で高く評価されている日本酒を送り出しています。2020年、世界に影響を与えた「100人の女性」(英国BBC発表)に唯一の日本人として選出されました。絶滅してしまった広島の酒米の品種「八反草」を復活させ、日本酒「富久長」をつくっています。
これらの素材を最大限に生かすのは、福岡県と鹿児島県を拠点とする人気ショコラティエとパティシエの2人です。「#サポチョコ」対象商品になっている逸品を紹介します。
〈1〉女性の心をくすぐるショコラ
松屋銀座限定商品の「瀬戸内ショコラ~広島大崎上島レモン&富久長「海風土」~」(4個入り・税込み1836円)は、塩レモンのショコラと、酒「海風土(シーフード)」に煎り玄米と金箔を加えて仕上げたショコラのセットです。
福岡市でチョコレート専門店「atelier cuillere(アトリエ キュイエール)」を構えるショコラティエの山崎陽子さんは、大手料理教室講師や技術指導員として製菓講師の研修・育成に携わり、14年間で教えた人数は、のべ4万人超。独創的で女性の心をくすぐるチョコレートを次々に生み出しています。
〈2〉チョコレートグラノーラとレモンビスケット
2016年に地元鹿児島の築95年の古民家でLe plan de AK(ル プロン ド アーカー)を開業した、パティシエの桑原亜希子さんが提案するのは、松屋銀座限定商品で100箱限定の「チョコレートグラノーラ 」(110g・税込み972円)と、「レモンビスケット」(1個・税込み451円、300箱限定)。
桑原さんは、グラノーラや焼き菓子の製造・販売を中心に、最近は人や環境にやさしい生活用品の仕入れ・販売も行っているそうです。
広島県産「富久長」の酒粕とココアの相性が抜群なグラノーラは、ココナッツやアーモンド、カボチャの種などの食感を楽しんでください。杜氏・今田さんの作る酒粕が使用されています。レモンビスケットは、レモン農家・藤中さんの作るレモンピールやオーガニックチョコがココア生地にたっぷり混ぜ込まれ、素朴で食べ応えがあります。
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松屋銀座は、他にも「アケッソンズ」、「オリジナルビーンズ ヴィーガンミルク」をはじめとした約70種類のタブレットチョコレートをサポチョコ対象商品としています。
■会場:松屋銀座
■開催期間:2月2日(水)~2月14日(月)、午前10時~午後8時
■開催場所:8階イベントスクエア「GINZAバレンタインワールド」
「#サポチョコ」とは
「OTEKOMACHI(大手小町)」の発案で2019年にスタートした取り組み。バレンタイン期間中に、賛同企業が販売する対象商品を購入すると、その売り上げの一部が国際NGOプラン・インターナショナルに寄付されます。寄付金は、途上国の女の子が直面する問題に焦点を当てて解決する「ガールズ・プロジェクト」に活用されます。
「プラン・インターナショナル」とは
子どもの権利を推進し、貧困や差別のない社会を実現するために世界70カ国以上で活動する国際NGOです。創立は1937年。長年にわたり、子どもや若者、地域の人々とともに地域開発をすすめてきました。すべての子どもたちの権利が守られるよう、とりわけ女の子や女性への支援に力を入れています。
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