4年前の7月に起きた西日本豪雨で大きな被害を受けた愛媛県上島町にある島の神社に復興や人々の絆を地域特産のレモンで表現した絵が奉納されました。
愛媛県上島町の岩城島にある「西部八幡神社」は西日本豪雨によって社殿などが大きな被害を受けた後インターネットで寄付を募るなどして再建が進められてきました。
そして7月被災から4年になるのを前に、11日、地元特産のレモンが描かれた絵が奉納されました。
鈴なりのレモンの実と、無数のレモンの花が向かい合わせになった絵で、レモン色のつややかな表面やピンク色のつぼみが白い花へと開く様子が丁寧に表現されています。
作者は、植物をありのままに描く細密画で知られる画家の野村陽子さんで被災後の島に移住して地域の人たちと触れあった経験があります。
野村さんは「被災された方への鎮魂と、災害の記憶を後世に伝えていくためにもレモン栽培など前向きな姿勢で生きていってほしいという願いを込めました」と話しました。
境内には、地元の人およそ50人が集まり、希望の絵に感激していました。
参加した女性は「この地域がまた1つになれたと感じられる絵だったのでありがたいです」と話していました。
また、男性は「本物のレモンそのままで、ほれぼれしてしまいます。お参りに来ると見られるのですから、すばらしいことだと思います」と話していました。
上島町 被災神社に復興のレモンの絵|NHK 愛媛のニュース - nhk.or.jp
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